福祉の世界で学んだはなし
2026/3/31 10:17
就職先を決める時、人を支えることへの憧れから福祉の世界に飛び込んだ。
ハンディキャップを抱える方を支えることの大変さを、改めて実感する。
支援の世界は、そんなひとりひとりに全力で向き合う世界。Aさんに合ったサポートが、必ずBさんにも合うわけではない。「みんなこうしたら大体伝わるし、OK」はない世界。言葉の受け取り方も、態度の受け取り方も、びっくりするほど違う。同じ意味の言葉でも、相手によって伝わり方が全く異なる。ひとりひとりに向き合いながら、観察しながら、「どうしたら間違いなく、100%伝わるのか」を考える。そんな日々。
だからこそ、より言葉に対して、態度に対して敏感になった。相手に合わせた言葉の使い方、お互いの関係性を理解した上で言葉を紡ぐこと、何より相手にとってストレスのない言葉と態度を心がけるようになった。
転職を考えた時、「福祉の世界は特殊だ」と言われたことがある。いや、待ってくれ、どんな仕事もどんな世界も、「知らない人がみれば特殊」だ。と思った。福祉の仕事は、生きる上でなければならないものを作る方と同じくらい大事で、でもそれ以上に、「そこに生きる個人」を直に支える最前線にいるという点では特殊かもしれない。
話はそれたが、、
福祉の現場で学んだことは、「わたしたちは、お互いのことを100%完全に理解することはできない」「思いやりとは何か」ということ。お互いを知るため・思いやるために相手に向き合って丁寧に言葉や態度で関係性を作っていく。言葉・態度に相手への敬意と感謝を忘れずに、相手という目の前の個人と向き合うことが重要であるとより強く思うようになった。
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